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ほくろの除去は美容整形とは限りません

ほくろの除去は美容整形とは限りません

ほくろを取ることは美容外科による美容整形なのか、それとも一般病院の皮膚科なのかは、主観的判断が混じることがあります。
ほくろは医学的には良性の腫瘍として扱うことがあるからです。腫瘍ですから、良性だったものが絶えず刺激を受けるなどして悪性になることもありえます。
現在のほくろが良性だとしても、悪性になる可能性に主眼をおけば、その除去は美容整形ではなく一般医療対象となるのです。

そもそも美容外科とは主目的が医療ではなく美容、つまり見た目の重要さなので、同じ黒子除去でも「ここにあると見た目が悪いから取りたい」というのが患者の要求であれば、美容外科の範疇になります。
また、同じ黒子を取るのに「ここにあると、いつもメガネの蔓が触って押さえたり擦れたりして痛いから取りたい」とすると皮膚科での対応となります。

経済的なことを考えるのであれば、保険の適用が受けられる皮膚科の選択のほうにメリットがあります。
見た目も大事ですが、良性腫瘍として黒子を見たときにどんな心配があるかにも思いをめぐらせましょう。

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